ゆっくり旅:斎宮の道をたどる伊勢路
京の都は盆地の暑さ真っ盛り。
この季節に、古い都の時代、
毎年6月最初の日曜日に開催「斎宮行列」知らなかった~
京都で5月に開催される「葵祭」は、
上賀茂神社へ行列を進めるのですが、
まさにこの女性が、
かつての「斎宮」のたどる話のスタートになります。
6月に京都を出発するまで、
その時代の天皇に任命されてから、
京都でのみそぎの場所はいくつかあるようです。
嵯峨野の「野々宮神社」もこの一つ。
実際には、斎宮となる皇女様の住居が「野々宮」と、
呼ばれていたそうで、
京都にも伊勢までの道中に構えた宿泊地にも、
そういう何らかの名前が付けられているそう。
ダブルワークは慣れてきましたが、
ブログを書く楽しい時間の確保が本当に難しいですね。
このすさまじい暑さに、
クーラーの無いパソコン部屋にいるのはつらいので、
占いサイトの待機時間を契約ぎりぎりまで絞って、
お出かけばかりしています。
今の占いって、
国の行く先まで鑑定する必要はないし、
ほとんど恋愛相談で、
誰かが命懸けで祈る時代では、無いですものねえ。
伊勢参りは、何度もしています。
江戸時代と違って、気楽に交通機関を使えるご時世、
コロナ禍には気をつけて、
今回もマイカーを旦那に出してもらいました。。。
そこでよく考えたら、
京都から伊勢に行く道路って、
高速を使わない方法だと、
斎宮の通る道に合致しているらしい。
近鉄電車で斎宮駅、「明和町」
というルートが、京都駅から手っ取り早いでしょうか。
伊勢神宮方面に皇族の方が向かわれる時、
近鉄の車両を使うのですが、
丁度このあたりが、
土地の人から言うと、
ご乗車の様子が見えるそうです。
(セキュリティ上、常識をもっておきましょう~テロ反対)
線路周辺に行列を広げて、車両が通りかかると、
国旗を振って皇族の歓迎をする、そんなポイントになっていると。
斎宮の発掘がなければ、
地平線までのどかでのんびりした、田んぼと畑の町。
空き地のシロツメクサが満開でした。
で、
実際に現場で撮った写真(暑くてガンガン照り)
奥の建物には、
地元のボランティアさんが詰めて説明をして下さっています。
この敷地の、私の背後に近鉄の線路、
線路の向こうには、
古い小規模の神社があるのですが、
この神社の敷地は、
おそらくは斎宮関係の遺跡があるだろうと思われながら、
発掘の許可が下りなくて、
竹林もお社も、そのままで普通の神社になっています。
う~ん、ちょっと気になる雰囲気の土地なのだけれど。
ま、いいか~
この場所は、6月初めの土日には、
斎宮行列の集結の地になりますので、
広いですし、当時の建築復元もなかなか。
奈良の「正倉院」みたいでしょ。
斎宮歴史博物館から、いつものお伊勢さんへ。
斎宮は、
最後に鈴鹿の峠越え、
ここにつくまでは本当にかわいそうな気がしましたが、
一度このあたりに落ち着くと、
海の幸や山の幸ですくすくと育つ姫もいらっしゃるようで、
小さいうちから人生をどう過ごすか
決められてしまうのは「なんだかなあ」
ですが、
ワタシみたいな気ままな奴には、
『いいじゃん、
一日中、温暖な気候で何より星空が見えて、
京都よりずっと景色が横に広くて、
海が近くて、温泉もあるし、
人間の器が大きくなる気がする』
都合よすぎる生活(笑)
斎宮の建物の一部復元ですが、
博物館の画像では、
京都の御所並みの庭園と寝殿造のような建物も。
祭祀に使う井戸も大きいもので、
年中行事で忙しかったんだろうなと。
実際に内宮や外宮に行くのは、
月のうちの数日でしょうが、
年間にすると、結構忙しそう。
さて、
今年はいろいろあった年にもかかわらず、
我が家は無事に生きておりますので、
お礼を唱えてまいりました。
何回目かの伊勢神宮巡りですが、
今回初めてご朱印もらって。。。。。。
この後、雲行きが怪しくなってきたので、
おかげ横丁で欲しいものだけ買って、
(何回も行っていて何となく決まっている場所があります)
ものすごい夕立が来る直前に、
見事、車にて出発できました。
しっかし暑いですよねえ。