自分旅行社 気まま添乗員のひとりごと。

元気になりたい自分探しの旅。

2023年2月西九州へ③:雲仙普賢岳火砕流の記憶、島原湧水の街歩き

夏になっても行きたい場所、島原です。

雲仙普賢岳火砕流は、ローマのポンペイより怖い現代のお話。

「災害展示」施設巡り、してきました。

占いの中には風水を使うことがありますよね。

町の中に清らかな水を巡らせる~というのは、

小さな観光地ですが、プラスの「気の流れ」を感じます。

その日の記憶。43人がなくなった日の記録

新婚旅行で行ったポンペイより、リアルな現場

イタリアに、ローマ時代の火砕流で消えた町があります。

ポンペイ、という名前をご存知の方がいるでしょうか。

ポンペイの町には大きな火山があって、

紀元前に噴火して大規模火砕流で埋まったものが、

「ヒト型の穴」に石膏を入れると当時の人々の苦悶の表情まで

現れるという遺跡発掘が行われています。

有毒なガス、惑星レベルの高温のマグマでできた石。

そして私が若いころ、テレビで見た雲仙普賢岳の映像も、

かつてローマで起こったと思われる火砕流の再現のように、

私の中では記憶に残っておりまして。

いつかは見たいと思っていた場所です。

山のかたちが、変わるなんてスケールのデカいこと

噴火すると成長するのでしょうか。

すると富士山は、なんて想像してしまいます。

この土地の方々は、強いのですね。

100~80年位ごとの周期で、溶岩が流れてくるのでしょう。

子孫にその周期が当たるところは、

「そろそろ移動する方が良いよ」とか、

ご先祖様の指示がもらえないですかねえ。

さて今回「がまだす」ドームという火砕流博物館に、お邪魔しました。

雲仙普賢岳の災害資料館です。

被災時の様子の現場を残して、倒れたカメラや自転車、

そこで人が確かに使っていた、リアルな展示品は、

訴えてきますよね。無言の、でも確かな、

「助けてくれ」

「熱い」

「いやだ、逃げなきゃ」

報道カメラの当時の機材は重く、大きくて、

焼け焦げたその姿はそのまま、

見る人に何とも言えない迫力で迫ってきます。

 

自然は、決して甘いお友達とは言えないけれど。

この資料館の近辺には、火砕流で埋まった実際の民家なども、

別の場所で見られます。

コロナ禍で、展示会場は一部、閉鎖されてしまいましたが、

この機会にお手入れしなおして、

崩れそうなところはこっそり支える工夫をしているようです。

 

子供たちの声が消えた小学校

この廃墟に起きたこと。

幸い誰もここでは亡くなっていません。

きわどい写真が、その場に展示されていました。

「早く逃げなさいよ」

先生が言っているそばから、あの黒い火砕流が。

ここはみんな無事だった理由は、

この場所が風上だったから。

たくさん想い出が消えてしまっています。

この建物、近くで見てみました。

もし私が過ごした小学校だったら、

こんな状態は、耐えられない。

不自然に曲がった「高熱」の産物。

かつてはクラスの掲示板であり、

絵日記や書道や、楽しい学習の成果を展示していたであろう場所。

 

京都市内は小学生の数が減って、

今は私の卒業した小学校は、ありません。

うちの小学校にも、グラウンドに大きなイチョウの木があったのですが。

夕暮れ時。

「がまだす」の一階ビデオコーナーで、

地元消防団の家族を失った方のインタビューが流されています。

「私の家族は、報道メディアに○○されたと思っています」

ハッキリ、そう言っておられました。

 

メディアの「伝える義務」なんて、

犠牲者の命の前では、意味がない。ということ。

ダイアナ妃の事故に絡んだパパラッチも、

誘拐された子供の家族を追いかけるメディアも、

「命の重さ」理解してないんじゃないかな。

知りたい人に情報を売る商売が、

周囲の命まで巻き込むようなことになっては、

もう平和ボケとかいうレベルの話じゃないですねえ。

 

当の報道者さんたちも、犠牲になっていますし。

島原の町へ。

透明度高いなあーしかも見えにくいですが、

そこには、梅花藻!!きれいな水にしか群生しない植物でしょ、これ。

というわけで、

島原城下の「湧水の町」歩きに入ります。

この時間は天気悪くて薄曇りです。

昔、島原城は見に行ったので、そこから少し離れて、

ダウンタウンに行くと、

郡上八幡って、行ったことないですがこんな感じなのかな。

町の中に水路があって、水がきれいで、

コイが泳いでいます、家々の前の水路で。

昔から、島原の人たちは、

雲仙の噴火にも驚いただろうけれど、

火山の恵みをよく理解して、

湧き水の水源や、土地にあった作物にも、

ちゃんと大事に接していらっしゃるのね~

町の商店街に温泉ですよ。

裏の駐車場には、大型観光バスが来ていたから、

スーパー銭湯と言うところでしょうか。

これがまたおしゃれにも、入り口にお庭を巡らせてある。

素敵。

商店街に沿って、ですよ。

癒され風景です。

水、綺麗。(そればっかりだけど(笑))

この商店街で、手作り和菓子を買って、

おやつにしました。職人技の生菓子、

写真にとるの忘れてた。

街歩きをしていると、

おしゃれなカフェのある場所に出会います。

湧水の資料館なら入りたかったなあ。

値段が高そうだったので、入り口にて失礼。

ご当地の甘味は「かんざらし」というスイーツです。

あんみつに色々アレンジした感じ。

立ち寄りの時にチャレンジしてみてください。

茶店や専門店など、お店によって、アレンジが違うので、

どの「かんざらし」も、面白そうですよ。

 

帰りは、フェリーです。

前回、鹿児島からのさんふらわあは、外海周りに加えて、

雨で海が荒れてものすごく揺れて酔いましたが、

今回は大丈夫!

阪九フェリーのふね子さんですね。

DX和洋室、旅行支援割でGET。

窓が大きくてベッドがふかふかで、

和室というか、カーペットで一段高い空間があるので、

ゴロゴロできました。

この船、露天風呂があり最高。

ただしご注意を。寄港時には、女子は露天に入らない方が良いです。

理由? 察してくだされ(笑)

妙齢の方々は、それでも入っておられました。

船が止まっているときが、露天は入りやすいので、

ついついその時間帯に行きますが、

船の航行中の露天風呂って、

「爆風の中の」サバイバル風呂になっていて、

面白かったですよ。

あの御殿は、

門司から神戸へ行く便のフェリーターミナルです。

京都の紫宸殿風だそうですが。

あの便が、人気があって、取れなかったので、

今回は普通のターミナルの、

門司⇒泉大津行きのふね子を予約しました。

次は頑張って予約とれるかなあ。

2月の旅行編やっとできた~

え、今、6月?

オンラインの英語教師編も、占い師編も、

忙しいので整備できていないのです(泣)

 

マイペースで行こうっと。

 

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