2023年2月西九州へ③:雲仙普賢岳火砕流の記憶、島原湧水の街歩き
夏になっても行きたい場所、島原です。
「災害展示」施設巡り、してきました。
占いの中には風水を使うことがありますよね。
町の中に清らかな水を巡らせる~というのは、
小さな観光地ですが、プラスの「気の流れ」を感じます。
新婚旅行で行ったポンペイより、リアルな現場
イタリアに、ローマ時代の火砕流で消えた町があります。
ポンペイ、という名前をご存知の方がいるでしょうか。
ポンペイの町には大きな火山があって、
紀元前に噴火して大規模火砕流で埋まったものが、
「ヒト型の穴」に石膏を入れると当時の人々の苦悶の表情まで
現れるという遺跡発掘が行われています。
有毒なガス、惑星レベルの高温のマグマでできた石。
そして私が若いころ、テレビで見た雲仙普賢岳の映像も、
かつてローマで起こったと思われる火砕流の再現のように、
私の中では記憶に残っておりまして。
いつかは見たいと思っていた場所です。
噴火すると成長するのでしょうか。
すると富士山は、なんて想像してしまいます。
この土地の方々は、強いのですね。
100~80年位ごとの周期で、溶岩が流れてくるのでしょう。
子孫にその周期が当たるところは、
「そろそろ移動する方が良いよ」とか、
ご先祖様の指示がもらえないですかねえ。
さて今回「がまだす」ドームという火砕流博物館に、お邪魔しました。
被災時の様子の現場を残して、倒れたカメラや自転車、
そこで人が確かに使っていた、リアルな展示品は、
訴えてきますよね。無言の、でも確かな、
「助けてくれ」
「熱い」
「いやだ、逃げなきゃ」
報道カメラの当時の機材は重く、大きくて、
焼け焦げたその姿はそのまま、
見る人に何とも言えない迫力で迫ってきます。
自然は、決して甘いお友達とは言えないけれど。
この資料館の近辺には、火砕流で埋まった実際の民家なども、
別の場所で見られます。
コロナ禍で、展示会場は一部、閉鎖されてしまいましたが、
この機会にお手入れしなおして、
崩れそうなところはこっそり支える工夫をしているようです。
子供たちの声が消えた小学校
この廃墟に起きたこと。
幸い誰もここでは亡くなっていません。
きわどい写真が、その場に展示されていました。
「早く逃げなさいよ」
先生が言っているそばから、あの黒い火砕流が。
ここはみんな無事だった理由は、
この場所が風上だったから。
たくさん想い出が消えてしまっています。
この建物、近くで見てみました。
もし私が過ごした小学校だったら、
こんな状態は、耐えられない。
不自然に曲がった「高熱」の産物。
かつてはクラスの掲示板であり、
絵日記や書道や、楽しい学習の成果を展示していたであろう場所。
京都市内は小学生の数が減って、
今は私の卒業した小学校は、ありません。
うちの小学校にも、グラウンドに大きなイチョウの木があったのですが。
夕暮れ時。
「がまだす」の一階ビデオコーナーで、
地元消防団の家族を失った方のインタビューが流されています。
「私の家族は、報道メディアに○○されたと思っています」
ハッキリ、そう言っておられました。
メディアの「伝える義務」なんて、
犠牲者の命の前では、意味がない。ということ。
ダイアナ妃の事故に絡んだパパラッチも、
誘拐された子供の家族を追いかけるメディアも、
「命の重さ」理解してないんじゃないかな。
知りたい人に情報を売る商売が、
周囲の命まで巻き込むようなことになっては、
もう平和ボケとかいうレベルの話じゃないですねえ。
当の報道者さんたちも、犠牲になっていますし。
島原の町へ。
透明度高いなあーしかも見えにくいですが、
そこには、梅花藻!!きれいな水にしか群生しない植物でしょ、これ。
というわけで、
島原城下の「湧水の町」歩きに入ります。
この時間は天気悪くて薄曇りです。
昔、島原城は見に行ったので、そこから少し離れて、
ダウンタウンに行くと、
郡上八幡って、行ったことないですがこんな感じなのかな。
町の中に水路があって、水がきれいで、
コイが泳いでいます、家々の前の水路で。
昔から、島原の人たちは、
雲仙の噴火にも驚いただろうけれど、
火山の恵みをよく理解して、
湧き水の水源や、土地にあった作物にも、
ちゃんと大事に接していらっしゃるのね~
町の商店街に温泉ですよ。
裏の駐車場には、大型観光バスが来ていたから、
スーパー銭湯と言うところでしょうか。
これがまたおしゃれにも、入り口にお庭を巡らせてある。
素敵。
商店街に沿って、ですよ。
癒され風景です。
水、綺麗。(そればっかりだけど(笑))
この商店街で、手作り和菓子を買って、
おやつにしました。職人技の生菓子、
写真にとるの忘れてた。
街歩きをしていると、
おしゃれなカフェのある場所に出会います。
湧水の資料館なら入りたかったなあ。
値段が高そうだったので、入り口にて失礼。
ご当地の甘味は「かんざらし」というスイーツです。
あんみつに色々アレンジした感じ。
立ち寄りの時にチャレンジしてみてください。
喫茶店や専門店など、お店によって、アレンジが違うので、
どの「かんざらし」も、面白そうですよ。
帰りは、フェリーです。
前回、鹿児島からのさんふらわあは、外海周りに加えて、
雨で海が荒れてものすごく揺れて酔いましたが、
今回は大丈夫!
阪九フェリーのふね子さんですね。
DX和洋室、旅行支援割でGET。
窓が大きくてベッドがふかふかで、
和室というか、カーペットで一段高い空間があるので、
ゴロゴロできました。
この船、露天風呂があり最高。
ただしご注意を。寄港時には、女子は露天に入らない方が良いです。
理由? 察してくだされ(笑)
妙齢の方々は、それでも入っておられました。
船が止まっているときが、露天は入りやすいので、
ついついその時間帯に行きますが、
船の航行中の露天風呂って、
「爆風の中の」サバイバル風呂になっていて、
面白かったですよ。
あの御殿は、
門司から神戸へ行く便のフェリーターミナルです。
京都の紫宸殿風だそうですが。
あの便が、人気があって、取れなかったので、
今回は普通のターミナルの、
門司⇒泉大津行きのふね子を予約しました。
次は頑張って予約とれるかなあ。
2月の旅行編やっとできた~
え、今、6月?
オンラインの英語教師編も、占い師編も、
忙しいので整備できていないのです(泣)
マイペースで行こうっと。