自分旅行社 気まま添乗員のひとりごと。

元気になりたい自分探しの旅。

2023年2月西九州へ②:雲仙温泉、元気に活動する地獄ジオラマめぐり

十数年前に来たときは、駐車場だった場所が、

噴煙の元気な「地獄」の一部と化している、

今も生きてうごめいているジオラマの観光地。

「こんな感じだったっけ?」毎回、変化を感じる土地です。

地球は生きているのね~

 

雲仙地獄パノラマ~

山の中に湧き出る迫力の「元祖」

雲仙を何回も言うと、「温泉」になるらしい。

歴史から言うと、温泉という単語は、

もともとこの土地から発祥した言葉だそうな。

北陸や鳥取の温泉と同じで、

ここも少し場所を移動すると、温泉の泉質、成分が変わるようです。

今回宿泊の雲仙の湯快リゾートの成分表

「よう化物イオン」

「リン酸二水素イオン」

へえ~見慣れないものが多めに入ってる

メタケイ酸けっこう入っていますから、

お肌さっぱりつるつる系というのは、わかります。

珍しいなあ、メタホウ酸がゼロベースですか。

確かにお肌には、かなりのツルツル感、ありますものね。

PH4.8ということは、酸性泉です。珍しい。

後で他のお宿の泉質をのぞいたら、PH6.9とか、

中性的だったりするのです。

やはり宿ごとの場所のミネラルや火山の硫黄系成分に左右されると思います。

びっくりなのはここ、効能の中に、

「糖尿病」とかもあるんです。これも珍しい。

単純酸性温泉、低張性ー酸性―高温泉。

ここは加水して温度を下げないと、

地獄巡りの状況を見ている限り、かなりの高温泉ですね。

 

現地の観光案内所で見ていると、

昔はアクリル樹脂の配管がないので、松の木とか、

木の幹をくりぬいて、温泉からの引き湯につかったそうですが、

当然温泉成分で、木はすぐに傷んでしまいます。

昔からできるだけ太い木を上手にくりぬく職人さんがいたようですね。

ちなみに金属製の配管など使ったら、

温泉成分で錆びたり解けたり、大変みたいです。

 

で、街歩きして見かけたほかのお宿の看板で、

加水なし、すごいな。

この地方の看板は、小さなスーパー銭湯でも、

「放流式」っていうの、「かけ流し」とは言わないのですね。

どう違うのかな、単に日本語ちがうだけ?

 

雲仙の地獄巡りをしよう

と、その前に、雲仙の温泉地に入るまでの山って、

牛さんを飼っている牛舎?たくさんありますね。

それとおまけに迫力の玄関口に「なんだこれは?」

驚いたホテルがありまして、

同じ感想を持つ人たちがグーグルに写真撮っているようなので、

ご覧になってください。天然木100%という雰囲気の玄関口でした。

一見豪華な入口でしたので、機会があれば、泊まってみたいな。

www.unzen-mikado.net

では、ホテルから出て散歩です。

すごい噴煙。

硫黄のにおい半端ないです。

車が通る道路の向こうにも、

広がっている⇒ つまり地獄エリア、拡大中ということで(笑)

地球は元気に活動していますね~

多分10年もしたら、地図変わるよ~

入り口付近で、息子が生まれる前、

確か観光バスで来た時の駐車場が、会った付近……

あららら、噴煙の現場になっている。

吹き出す場所が数年単位で移動するので、

地形の変化が激しいようです。

 

場合によっては、

地獄の動く先に新しいホテルなんか立てたら、

その地下から噴煙が出て、いきなり高温泉が噴き出しても、

おかしくないということ。

 

遊歩道ではなくてほんの車道の脇でも、

沸いてる!吹いてる!

こんな調子です。

面白いけど、常に引き湯の配管がボロボロになるじゃないですか。

地元の人は慣れていらっしゃるのかな。

硫黄ガスだから、有害だそうです。

あまり長く同じところにいないこと、

風下にはご注意を。

なんて注意を呼び掛ける看板も、ありました。

 

街角トラベルの視点は足元。

小高い山のお寺にも行きましたが、

気まま添乗員の視点は、今日は足元ですかね。

京都には無いよコレ💛

そしてこのマンホールのすぐ近くで、

地面を掘り起こして水道工事をしている現場がありましたが、

そこはもちろん雲仙、

掘れば掘るほど、水道の配管の下から、

硫黄の香りの煙が次々と、

しかも湯気を立てて上がってくるのです。

すごい風景。

 

ここで道路工事やら水道工事やら、

労働する人たちも大変ですね。

観光客の好奇心で、結構その穴をのぞきに来るので、

「危険!近寄るな」看板があちこちにありました。

魅入られて落ちる人、いるかも。

 

高温注意

おなじみ「お糸地獄」の近くですが、

ちょっとした休息場所があります。

この足元の敷き詰めてある石、触ってみましたか?

そこ、思いつかないでしょ。

ご自身の歩いている道、足元の石畳みです。

 

あったかい、というかぬるめの風呂の温度ですね。

これにはびっくり。

この地熱に、地域猫さんたちが集まってきてます。

ちょっと人相(ネコ相)悪いぞ~

べったりお腹を石につけて香箱座りなんて、

2月の気温のことを考えたら、と思って、

この石を触ってみたら、

あら、ぬくい。あったかい。

良いなあ、ここの猫たち、岩盤浴が出来るじゃないの。

 

さて、雲仙普賢岳が噴火して火砕流で犠牲者が出たお話、

記憶にありますか?

若いころ、私はテレビで見た覚えがあります。

御岳山と違って、溶岩ドームが噴火口にふさがって、

しばらくてっぺんに居座っておりましたよね。

 

この温泉地は、火砕流のルートとは別の場所で、

安全でしたので、被害はなかったようです。

 

次の記事は、その普賢岳の災害記録施設見学と、

ふもとの島原の町巡りへ、進みましょう。

 

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