自分旅行社 気まま添乗員のひとりごと。

元気になりたい自分探しの旅。

2023年3月中旬:街角トラベルin奈良市内2日目

お久しぶりですが奈良市内観光2日目です。(何日ぶりの更新でしょうか)

マイペース、マイペース。

翌年の春の参考に。では奈良公園方面、行ってみましょう。

朝一番にお参りする春日大社からスタート。

今回はJR奈良駅周辺に宿泊しているので、

朝の時間短縮のため、

駅前ロータリーから奈良バスに乗ります。

帰りは、歩いて帰るので、奈良公園の、

比較的一番ここから遠い場所:春日大社前を目標設定。

地図で距離感覚はわかりにくいですが、

猿沢池近辺まで~若草山春日大社の奥の鳥居くらいまでの範囲は、

ぐるりと歩くと40分くらいは絶対かかる散歩道になります。

なので春日大社近く、

飛火野(とびひの)という芝生の広がる参道まで、路線バスです。

参道に春日大社の眷族、シカたちと歩く参道

飛火野は……広い。

荒池のほうから来ると、

浮御堂沿いの道すがら、昔は料理宿の小さな建物がいくつもあって、

奈良公園の中にいながらにして、純和風の小さい座敷から、

この眺めを見ていた人々がいたのを、思い出します。

足元は、シカの糞に気をつけてください。

形状は球状星団の真っ黒バージョン、です。

球状星団の中に足を入れないようにしていても、

誰か先客が散らしてしまって、黒いコロコロがあちこちにあります。

目に優しいからずっと見ていたい風景。

雨の日などは、草の香り、独特の土っぽいにおいがします。

ここから参道に入ると、

朝早くから外国人観光客がバラバラと歩いています。

猿沢の池方面から歩いてきたら、

春日大社の「一の鳥居」をくぐる方も多いでしょうが、

見たのかな?平安神宮ほどではないですが、

大きくて赤い鳥居。

飛火野は、横道になります。

さて、参道に入りますか。

「ねえ、こっち向いて。そうそう、

いい顔立ちだね。いい子だね」

声をかけて、写真撮りました。

もっと話しかけたつもりなんだけど、

次の瞬間には、他の人間が餌くれそうだから、

そっちに向いちゃった(笑)

シカたちの寝起きする施設は、参道沿いになりまして、

ちゃんと季節の折には鹿の角きりなどされております。

春先のシカにご注意な点。

小鹿を連れ歩く母親シカは、怖いです。

外国人はすぐに触ろうとするけれど、

おしり側から近づかないように。後ろ足で蹴られたら、

本気で大けがしますよ。

3歳児が重傷で病院送りになった例もありますから。

参道は昔から変わらない場所と、

よく手入れされたての道とがありますね。

整備が進んでいるので歩きやすくなりました。

木々の間で、横笛の練習をされているご婦人がいらっしゃいました。

日本の横笛、こんな場所で聞くと神秘的。

森が喜んで聞いているようです。

どのくらい生きているのかな

参道沿いには大小いろいろな灯篭があります。

形や形式も時代により様々。

時代背景ですが有名な大名たちが納めた代物は、こんなものだったという復元版も。

本殿以外にも他にたくさんお宮がありまして、

あれえ、子供の時は、若宮神社くらいしかなかったような気がするけれど、

ご神体の山全体にものすごい配置整備をしてる?

元々あったものを歩けるようにしたのか。

昔は、柵がめぐらされて、入れない禁足地だと思っていましたが。

本宮の奥地は、こうなってるんだ。

 

春日大社はフォトジェニックな場所ですね。

ようこそ、いらっしゃい。

そんな光の声が聞こえそうでしょ。

ここは本当に優しい空間です。

どんだけ無神論者の人でも、この空気の澄んだ美しい空間には、

安らぐのではないでしょうか。

ここは、そういう場所なのです。

私の、心のふるさと。

こんな写真の絵葉書、

どこかで売っていましたね。

こんなに天気に恵まれると、ありがたく。

はいはい、撮影させていただきますね、神様。

来年の桜は、3月中旬かも知れないですね。

京都より気温が寒いはずの奈良ですが、

2023年3月は本当に桜の開花、早かったもんなあ。

天気の良くない日が続いたのに、この日は、

この日だけは、暖かで、のんびりと風が吹いていて、

翌日はもう大雨で、すごく極端な天候でした。

「今日はお前が来るから、

晴れさせておいたぞ。よう来たなあ」と、

大社の神様から歓迎してもらってる気がしました。

境内の散歩広域地図です。歩いたよ~(笑)

 

南下して志賀直哉邸前、

通り過ぎると奈良公園へ戻ろうとして、今度は東大寺南大門まで行きました。

有名すぎるんですよね、観光客だらけ。

う~ん、北上します。

興福寺が目標だったのに?

歩き回って、昔の面影が消えている街で迷子。

東大寺から北上すると自然に正倉院方面に行ってしまうのね。

入らないように壁伝いに歩いて、

かつての時代につくられた、正倉院の境内の門遺跡、

「転害門」に到着。

なかなか門だけにしては、立派なのですが、

周囲の町の風景が、子供の頃のおどろおどろしい池とか沼とか、

無くなってる。住宅地になっている。

道が変わっている。きれいに舗装されている。

「転害門」横の観光案内所が地元の方の運営で、

トイレ自由に借りれます。

「県庁、興福寺方面て、どっちでしたっけ?」

教えてもらいました。

やった~どこかの寺の屋根が見えるぞ~

シカせんべいが欲しいから、お辞儀するのですが、

せんべいが無くなっても上着とか、かじりに来るので、

「もう無いよ!」

大きく振りかぶって正直に言わないと、

どんどん集まってくるよ。

見知らぬ老夫婦がのんびり来ていらっしゃる。

この色が本当の興福寺の古さを物語る本殿とかです。

僧たちの修行場であった五右衛門風呂のある建物など、

奈良公園には建物が点在する感じです。

ただ、外国人の観光客がターゲットになっているのかな、

真新しい建物が増えているのですよ。

何じゃこれ。

実はこのあたりは礎石だけがある広場になっていたはずで、

近くの商店街で買ったお弁当を、

当時3歳の息子と食べていた場所だったのですが、

いつの間にか、出入り禁止、柵で囲い、

あっという間に「金色堂」というものが平成何年かに完成しました。

 

私、個人的に、こういうの、嫌いです。

 

奈良公園は子供たちを遊ばせる小さな川や、

芝生がたくさんあって良い所。

興福寺さんは、時々、

小さな池をつぶして巨大なゴミ廃棄場所にしたり、

昔の時代に石積みされた場所をつぶして、

国道と出入りできないようにしてしまいます。

 

こういう感覚、地元の感覚ですかね。

観光客はその時その時の、場面しか見えないですよね。

他の土地では、私も観光客の目しか持っていないので、

地元の人の歴史感覚とはズレてしまうでしょう。

ああ、この建物は、周囲の古い建物がなくなった分、

昔のままの姿をキレイに見せてくれました。

「一言観音さん」

ひとことだけ、願いを聞いてくれるという観音様です。

ここへ来るたびに、一言。

だから私は、たくさん願い事を聞いてもらっているかもしれない。

何かに困ったら、一言。

こうなって欲しいのにと、一言。

そのうち、「聞いてくれてありがとう」

を言いに戻ってきますね。

猿沢池から望む一言観音堂興福寺五重塔

本日4時間ぐらい歩いていましたね。

いい森林浴と神社仏閣巡りでした。

ご朱印は、ここはいつでも来れるのですが、

今日は忘れてたなあ。

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村


人気ブログランキング