自分旅行社 気まま添乗員のひとりごと。

元気になりたい自分探しの旅。

明日香村パワーいただく旅、雨天決行(2)

強めの雨に気持ち負けて

「どうする、次の機会にする?」

郊外(村はずれって、

イメージは、もっと田舎になるし言いにくい)

の国道沿いでお昼タイム。

雨が上がって、急に明るくなりました。

 

よし、これなら戻って観光続行できます。

行っときましょ。

 

1.飛鳥寺大化改新ゆかりの地にて、ご朱印デビュー。

f:id:kotukotumajime:20210522110120j:plain

なんて書いてあるのでしょう

本堂の中のリアルご本尊は、基本2仏でした。

説明アナウンスによると、

昔はお釈迦様を含む3尊像のはずだったようですが。

 

中央のお釈迦様にも大きな光背があったのが、

暦年劣化で欠け落ちたそう。

展示コーナーのかけらは少し赤く彩色されてました。

蘇我氏全盛期には、

ものすごいカラフルな仏様たちだったのでしょう。

 

その中央のお釈迦様のことを「飛鳥大仏」と。

少し斜めに考え事する雰囲気、

誰かに似ていると思ったら。

 

気まま添乗員が大好きな、

古畑任三郎ですね。

 

ご冥福をお祈りします。

 

f:id:kotukotumajime:20210522111229j:plain

飛鳥大仏は本殿の中です。

今年お正月を避けて伊勢に行ったときに、

おかげ横丁で買った、ご朱印帳、

やっと本日デビューいたします。

 

正真正銘の1冊目の1page目って、

なんか初々しくて嬉しいです。

表紙には、

kotukotumajimeって、

本当に黒ペンで書いているのですよ。

 

受付のお姉さんがどちら開きで書くのか、

確認に来てくださいました。

そういうお作法、

知らないので、

誰か教えてほしいなあ。

自分のは自由にしてもらっていいのですが。

 

そういえば気まま添乗員は、

八十八か所巡りのツアーで、

先輩添乗員と一緒に、

京都のお寺に皆さんをご案内したことがあります。

 

三室戸寺と、革堂さん、下御霊さんだったかな、

ずいぶん昔で覚えていない。

 

ツアーのお世話は、全員のご朱印帳を預かって、

何段もの石階段を駆け上がって、

受付に提出する仕事なので、

 

どこ行ったか覚えてないほど忙しかったのですわ。

 

ご朱印書いてくれる担当さんが、

たまに怖い人、いるんです。

「皆さんのご朱印のページを開いてセッティング」

してほしいとのことで、

 

要領が悪いと荒く叱られます。

私ら添乗員は客ではないのね。

 

チームで手分けしてみんなで仕事する気持ちは、

無い人、多いです。

 

次の観光地や宿泊施設への連絡電話をしながら、

同時進行でご朱印帳管理、

添乗員同士で頑張っていたことだけが思い出なんて、

悲しいですね。

 

自分旅行社は、

こういった記憶を良い思い出で上書きしましょう。

f:id:kotukotumajime:20210522114848j:plain

創建当時はここに塔が。支柱の礎石は残る

推古天皇が鞍作鳥(くらつくりのとり)に作らせた日本最古の飛鳥大仏、

百済からの仏教伝来を受けて、

蘇我馬子や皇子たちの発願の誓いが込められているそうです。

 

今の面積では想像つかない荘厳な伽藍方式の寺院だったのです。

 

周りの空き地になっている土地、

発掘調査の対象なのですね。

 

奈良は、掘ったら古美術品が出てくるので、

基本「地下」の建築は許可、

出ないんでしたっけ。

昔の奈良そごうとか、百貨店ですら、

地下食品階は、なかったのがそういう理由です。

 

平城宮跡だって、

最近きれいに博物館付きで整備されていますけど、

私が子供のころは、

近鉄電車の車窓風景すべてが、

果てしない空き地の草っぱら、

だったんですよ~

(未開の大地やなあ)

 

飛鳥寺の受付側とは反対の裏門に出てみます。

f:id:kotukotumajime:20210522120024j:plain

花畑がいっぱい。

なんでこの道があるかというと。

この写真を撮っている私の後ろには、

蘇我入鹿 首塚」というお墓がありまして。

 

大化改新前夜、暗殺された蘇我入鹿の生首が、

ここまで飛んできたというのです。

 

怖いものは、撮影しません。

あしからず~

 

2.橘寺、聖徳太子生誕の地。

f:id:kotukotumajime:20210522120515j:plain

お地蔵様2体は右側にいるけどパスで………

道の向こうの瓦屋根のお寺まで、

段々畑を見ながら歩きましょう。

 

もともとは、

聖徳太子の生まれた場所、

橘の宮があった場所です。

 

何回も戦火や厨房からの火事で焼けて、

広大な面積のほとんどを失って、

江戸時代に再建。

 

初めて聞きましたよ~

聖徳太子の起こす、

「不思議な現象」話のオンパレード。

お経の講義をしただけで、

ハスの花びらが大量に降り注ぐとか。

 

夢殿だけじゃなかったのね。

 

日出処の天子」漫画、

思い出しました。

(元祖BLちがうかな)

f:id:kotukotumajime:20210522132952j:plain

何書いてあるんだろう

ご朱印ゲットです。

Google先生によると、

2種類あるようなので、

工事中のもう一つの本殿が完成したころに、

再度来る予定です。
 

字体からすごいパワーきます。

書いてくれた物静かなお坊さん、

相当、修行しているんだろうなあ。

 

本殿の中、少し暗くて、静寂です。

 

聖徳太子の幼少のころの木像、

その隣に、

 

中国からお菓子の原料を持って帰ってきた方の像。

お菓子の原料って、

ミカンの祖先、橘の枝と黒砂糖だそうです。

不老不死の薬と思って持ち帰ったときには、

命令を下した天皇は既に崩御されていたそうです。

f:id:kotukotumajime:20210522134036j:plain

橘寺を背にして。礎石の道

弘法大師も訪問されているので、橘寺には木像があります。

段々畑を降りた向かい側の、

この礎石の道の向こう側には、

弘法大師が建てた寺もあります。

f:id:kotukotumajime:20210522134805j:plain

弘法大師何とか、石碑発見

礎石の道って言いますが、

実際歩いてみたら、

 

宮中の廊下のような跡なんです。

向かって右側には五重塔の礎石跡まで、

四角く礎石がありましたから。

だれか、バーチャルツアーのアプリ、

作ってほしいなあ。

当時の様子を見たい。

 

3.亀石のカメちゃん、のどかな緑地の中に鎮座。

f:id:kotukotumajime:20210522134939j:plain

現地撮影

ここにきて、

止んでいた雨が降り始めました。 

 

 カメちゃん、濡れてる。

写真うつり、悪いわなあ。

なんでカメはここに?説明の看板、ありました。

f:id:kotukotumajime:20210522162025j:plain

カメちゃんの物語

いつの時代も治水にまつわる話となると、

ため池を作ったり、

水路の先に、

ほかの村や領地があるとケンカになったり、ですよね。

 

説明版の話は、

どうやら人間の争いに、

亀たちが巻き込まれた経緯じゃないかなと、

勝手に思うわけです。

 

生きるということは、大変。

 

一緒に生きている生き物たちも、

人間に振り回されて大変。

 

f:id:kotukotumajime:20210522162855j:plain

どこまでも、のんびり。

雨がまた強くなってきました。

さあ、帰ろう。

明日香村の散策は、また晴れたときに来ましょう。

 

ご朱印帳が濡れないように、防水布のカバンに入れて帰りましょう。

 

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村


人気ブログランキング