南九州、南国旅1日目:篤姫と西郷どんの地元に上陸。
知らぬ間に年が明けておりますが、
昨年11月末日の時点での九州旅を忘れておりました。
連休の旅、支援割も使いましたので報告も兼ねて。
追加情報ですが、年明けてからも、第2弾九州旅にしますね。
島津の殿様のおひざ元、鹿児島中央駅へ
四柱推命の師匠が、気学もたしなみ、
ライン会話をた~まにするのですが、
そんな中で、次の旅行の話をしておりました。
11月は本当は東北の大沢温泉に行きたかったのでしたが、
「方角が、あんたら夫婦には良くない」そうで、
「最初から悪いの分かっていて行くことはないやろう」と。
温泉ソムリエのわたくし、ここはやはり、
「砂蒸し温泉に行きたいな」ということで、
子宝祈願で20年以上前に行った指宿方面へ向けて、
素人の旦那の主宰する、
極悪トラベル(時刻旅程にかなりいい加減です笑)によると、
「ぷらっとこだま」ネット割に申し込み、
オマケのペットボトルお茶をGETして、新大阪からスタートすることになりました。
大阪に前泊して、前夜祭もちろんしております。
旅行支援割としては、
その時は、大阪の電子クーポンを全額使いきりました。
大阪は、結構どこでも使えますよ。使い道に困ったら、
梅田ほか、地下街のお土産モールや通常の品物の買い物でも、
十分使えることがありますので、
「リージョンアプリ」には登録しておく方が良いかと。
なんで毎回、アプリって、
生年月日、住所、年齢、性別、メルアド、電話番号、
必要なんですかね???
個人情報はある意味資産ですよね?
クーポン使うだけなら、臨時のパスワードだけで、良いじゃないのかな。
メルアドは教えません。
電話番号は、最低教えますが、
営業の電話なら、完全に拒否リストに入れる方針です。
(旅行支援割以外の目的に個人情報流されている気がするなあ)
博多から乗り換えて、鹿児島中央駅へ。
ぷらっとこだまプランで、つなぎの列車もセットでした。
うちの旦那添乗員、「てつ」君なので、
英語を使わない範囲の国内旅行は、企画出来る男です(笑)
到着後、悪天候の中、移動開始。
仙厳園(せんがんえん)雨の中での散策。
鹿児島中央駅でいったんホテルに荷物を預けます。
薩摩藩のゆかりの史跡がたくさんあったり、
藩校や昔のお役所があったり、
その周辺の石塀には例の西南戦争の弾丸の跡がたくさんついていたり。
本当は、街歩きがしたかったのですが、
雨!結構強めの雨の天気なんて、能天気の私ら夫婦が旅行に出るというのに、
超珍しい。
市バスで観光コースですね。これは。
観光アプリに登録すると、こちら半額になりまして、
300円。なんと含まれているコースの中には、
夜バスという、ガイド付き名所観光コースも。
夜バス、城山展望からの夜景がきれいで、良かったです。
本当にこんな値段で、いいの?
京都のバスの旅って、一万円単位だよねえ。
別邸として建てた庭園と別荘。
とにかく広い、広すぎる。
一見「庭」ですが、
改革派のお殿様は理工学系なのかな。
反射炉の実験跡、
水力発電の実験跡。
鎖国時代の苦労で、オランダの書物をもとに、
実物がない状況で、大砲や砲台、機械工場などの、
ちょっとした建造物があちこちに作られています。
曲水宴ができる小川の一角をデザインしてみたり、
神社仏閣を配置したり。
イヤでも天気悪いって。
この立ち位置から桜島が見えるんですよね。
墨絵になっていますが、普通に携帯のカメラで映してますよ。
決してモノクロではなくて。
約5000人が住んでおられます。桜島フェリーは24時間体制で往来してます。
この日はお庭には、大きな菊の展示会があって、
芸子さんたちが、テントの会場で踊っていはりました。
何かとイベントが多いですね。
さすが町おこし。
珍道中の最初のトラブル報告
旅行支援割での申し込みがあるか否か、不明なうちにホテルに先行申し込みをしていました。10月ごろの話ですので、当初政府からの発表がない時期で、同じ時期に申し込んだ国民休暇村と他の温泉ホテルは、11月の宿泊日に支援割がスタートしていれば、きちんと割引対応も旅行支援割クーポンも、できておりました。ですが駅前の○○インでは、「すみませんが対応しておりません。全額支払ってください」「地域クーポン無しです」いうことで、内心、納得できませんでした。
(そんな全国チェーン、あるんだあ)
鹿児島市内の観光ルートを動き回る市バスですが、
「鹿児島の地域アプリに登録してくれたら、一日乗車券を半額にします」
うちの旦那はアナログ人間で、スマホだってやっと私が持ってもらっている状況ですので、登録とかクーポンとか言われたら、結局全部私が、おぼつかない手つきで二人分の登録をしないといけないので、メルアドとか、いちいちアルファベットを押す操作は、勘弁してほしかったなあ。
もうすぐバスが来るという時間数分前に言われました。えええ~泣+焦り。
仙厳園の中にたたずむ別邸に入りましょう。
この鶴灯篭って、ガス灯実験のために使ったそうですよ。
薩摩の町にガス灯、という計画があったそうですが、
篤姫推薦してた斉彬という殿様が、
志半ばで亡くなったそうです。
雨が強くなっていて、写真撮るのも、
旦那に傘を持ってもらって、一枚一枚。
別邸に入ろう。なんだか豪華な襖絵が見えるじゃないの。
仲には、着物姿のボランティアガイドさんが常駐されています。
島津家の殿様、姫様、維新の志士、
ロシアのロマノフ王朝の皇帝が来た時にも迎賓館として、
使われてきた仙厳園の別邸です。
明治、大正時代にも少し改築されていますが、
基本的には殿様が晩年を過ごせるように、
大きな体格でも着替えられる天井の高い部屋、
夏はカヤをつるして寝られるようにした部屋、
殿様のひらめきが冴える書斎があります。
その書斎から見える庭の風景。
ここは畳に座る殿様の目線の高さだけから見えるように、
芝生の間から、鶴や亀のかたちをした岩が
少しのぞいておりまして。
菊の展示会のテントがなければ、向こうには桜島が見える予定でした。
良いなあこの部屋。セキュリティさえしっかりしていれば、
海外の首相が集まるサミットの場所としても使えるんじゃないですか?
天上のシャンデリアのガラスに、
当時の島津の家紋が入っている部屋があったり。
水力発電で明治維新の直前には、こうやって電気まで引いているのですよね。
どんなメニュー食べていたんだろう。
サツマイモの煮物?とんテキ?
ハイカラさんの世界ですね。
ちなみに、お気づきかもしれないですが、
柱の釘隠しにもデザインがいろいろありまして。
これは京都の二条城ではおなじみなのですが、
薩摩の地元のものを使ったデザインって、
興味深かったので写真撮りました。
どれかが桜島大根です(笑)
旅メモ。
西郷さんが自刃した洞窟など、
城山の夜景を見る前に通る場所の中には、
その時代に志を通そうと頑張った人たちのお墓の塊や、
砲弾の跡が残る石堤など、市内にたくさんあります。
市バスの車窓から見ることができるのですが、
そこは写真は撮らないことにいたしました。
そんな薩摩のとある時代にいた地元の人たちは、
現代にいたるまで、西郷さんや大久保さんのことを、
「先生」とつけて、親しんでおられます。
京都は、維新の活躍者の誰かを、「先生」とは呼ばないのかな。
三条河原町付近には、「佐久間先生殉死の地」みたいな石碑はありますが。
2日目は、レンタカーで出かけます。