温泉ソムリエの体調管理;夏の金沢方面へ。
職場が変わっても、
長時間座ってコンピューターとにらめっこ。
帰宅時には靴のサイズが変わるくらい、
両足がパンパンにむくみます。
ストレッチ、ヨガをして一晩寝ても戻らなくなると、
それは体調不良の危険信号。
腰痛が出る前に、何とかしないと。
1 噂の「銭がめ温泉」へ
地元の方々しか知らない温泉って、
成分大ヒット、あるあるですよ。
ブログの先輩、ずずさんに教えていただいた温泉の、
成分分析表が気になっていたのです。
ナトリウム、カルシウム、硫酸のイオン関係ですが、
この後宿泊した山代温泉の古湯の成分表と、
比べてみても、
独特の含有量です。
ちょっと比べてみましょうか。
上が、「銭がめ温泉」
下が、「山代温泉 山下家」
ほんの少し土地が変わるだけで、
こんなに成分が違うのかと思うくらい、
二つの温泉は水素イオンpH値が違いますし、
「銭がめ」さんは珍しいカルシウム含有量があるのと、
全然肌にべとつかないのに、
ナトリウム量が高い。
夏のさっぱり系の化粧水です。
ホウ酸、ケイ酸は、
「山下家」さんが多いので、
こちらはしっとり系の化粧水と言えます。
(もっとしっとり系は、下呂など)
加賀のお殿様は、
いろいろな温泉に入っていたということですね。
うらやましい~
不肖私のむくんだ足の件ですが。
源泉かけ流しの浴槽の中で、
指先から徐々にマッサージしてほぐすこと15分。
一度脱衣所でクーラーにあたり、
足首から最後にゆっくりふくらはぎのストレッチ、
再度クールダウンして両足のマッサージ10分。
平日で貸し切り状態なので、
自由に浴槽と脱衣所と、往復させていただきました。
指も入らないほどパンパンのふくらはぎが、
湯圧効果と薬理効果で、見事にほぐれて復活しました。
ありがとうございます!
2 途中に見えていた金沢湯涌江戸村へ
銭がめ温泉に行く途中で、
車窓から高台に目をやると、
かやぶきの昔の家が何件も見えるので、
「なんや?あれ」
富山や白川郷の合掌村みたいな建物が。
車で立ち寄りしてもらいました。
「湯涌温泉」の中の観光地、
金沢湯涌江戸村。
人は住んでおらず、
イベントの貸会場に使うときもあるようですが、
1本も釘が使われていない、
日本の家屋ですね。これを作れる職人さん、
少ないだろうなあ。
呼吸する土壁、風通しの良い高床、
囲炉裏のあるフローリング空間。
商人の家には茶室があったし、
武家屋敷には、
当時使われていた茶器や漆器のセットが
飾られていました。
もとは文化村のようなところにあったらしいですが、
移築されて、湯涌温泉の高級旅館の近所に、
テーマパーク的に展示されています。
このあたりの旅館の宿泊客には、
割引料金で対応してくれます。
中には参勤交代時の、本陣の役割をする家もあって、
殿様専用の部屋から見える風景を撮影してみました。
で、庭に背を向けると、
従者の控える空間と、
殿様専用の玄関が後ろにあります。
加賀の畳って、少し小さいですよね。
京都のお寺や旅館で見かけるような畳は、
縦長がもう少し、寸法あります。
ここも平日で貸し切り状態。
ここ、少し高台なので、
夏の稲穂の様子が、
とてもいい感じに見えています。
里山だあ~
暑いけど、来てよかった。
温泉のもう一つの効果、転地効果。
ロケーションが変わることで、気分が上がります。
コロナ宣言下でなかなか難しいので、
近所の大浴場を持つビジネスホテルに、
ステイケーションで行っていましたが、
やっぱり温泉ですよね~
温泉の定義は、
自家源泉で25度以上、
あるいは低温でも成分含有量の基準値をクリアすること。
ご家庭の浴槽に温泉と同じ濃度、成分を入れるとしたら、
以下の入浴剤は一回何袋、必要でしょうか?
可能な話だそうです。
ただし、20袋(個)以上は必要なのだそうです。