明日香村パワーいただく旅、雨天決行(1)
清めの(スパルタ式)雨ですので、
皆様足元に気をつけてください。
各観光名所同士が、
かなり距離が離れているところもありますので、
本来は巡回バスかレンタルサイクリングでの移動をお勧めします。
1.川原バス停前、無料駐車場から開始。
のどかな田園風景です。
バスの時刻表は平日で不安定です。
コロナ対策のため、今回は、
マイカー移動です。
そこで困るのは、
距離感のある各名所旧跡の駐車場対策。
たいていの近隣の駐車場は有料です。
いちいち止めて拝観していると、
駐車場の費用だけで出費増大ですから、
観光用の公衆トイレが(きれいです)
駐車スペースを数台分おいている場所、
見つけました。
地元ではポケットパークというらしい。
地元の営業マンが、
昼休みに車を止めて、
車内で昼ご飯を食べているのを見かけて、
「ここ、ええやん。ラッキー」
亀バスの「川原」バス停近くに停車。
数歩で、「橘寺」があります。
後で立ち寄りますね。
雨が弱いうちに、と、
そこから一番遠い場所、
「石舞台古墳」に向かいました。
傘に降る雨の音、少し強いかな。
川沿いに、カエルの声を聴きつつ、
段々の田んぼの風景を傍らに、
明日香村商工会館を通り過ぎると、
石舞台古墳の拝観入り口に差し掛かります。
2.石舞台、今は登るのは禁止。
本当に。近くで見ると大きい。
もとは上から土や草が乗っていた方墳か上円下方墳か、
墳墓の形がなくなって、
天井石たちが露出している状態なのだそう。
旅芸人が舞台代わりに使ったとか、
キツネが女性に化けて舞台の上で踊ったとか、
逸話がたくさんあります。
右側の石の下には通路があり、潜れますよ。
凝灰岩の一枚岩。
運搬技術もすごいけど、
入り口の巨石は、
ほかの石の重量を緩和する働きもしているのでしょうか。
本日は平日で雨とくる。
つまり、貸し切り。
歩行者交通規制用の三角コーンが並んでいるところは、
人の往来を管理していた時のまま、
残されています。
中から振り返ると。
空間の両端には、水はけ用の溝まで掘られています。
ここには、誰が眠っていたのか定かではありませんが、
蘇我馬子の墓ともいわれています。
ほんとかなあ~
総重量2300トン、
私より重い(ほっとしている)凝灰岩たちです。
ここにいると、雨の音が響いて、
静かに聞いていると、
体がふわふわするような空気感がありますね。
一番奥は雨をしのげる構造なので、
隙間なく組まれた石の様子をゆっくり観察できます。
写真の具合かなあ。
長い緑色の着衣の男の人みたいな、
ヘアスタイルは黒髪をくくっているような、
苔の具合が模様を作っているようです。
ちょうど、石の区切りで着衣の腰ひも線が入っているような。
後ろ手に弓矢を持っているように見えてます。
ほかにもコケや草の生えている場所はあるので、
気のせいでしょう。
3.石舞台の中の幻の石棺
蘇我馬子か地方の豪族の墓か。
石舞台の中には、
凝灰岩の石棺と思しきかけらが、
調査の時に見つかっています。
復元されたものは、
石舞台古墳から離れた周囲の道沿いに、
ひっそりと展示されています。
小さい石棺ですが、当時の人間て、
私より小柄だったのかなあ。
中、のぞきたくなりませんか。
ですよね~。
雨の中、旦那に傘持たせて、
写真撮りましょう。
小さい狭い空間です。
当たり前ですが、誰もいません。
石舞台自体は拝観料を取って区分けされていますが、
その手前には、
本当に石を配置しただけの芝生の広場があって、
木造の舞台まで設置されています。
イベント用に整備された、
野外ステージなのです。
コロナのことがなければ、
連日かなりの観光客が来るはずだったのでしょうね。
お土産物屋さん(1件だけ)もガラガラ。
この周辺はレストランは数件だけなので、
国営公園は出店規制が厳しいのかな。
雨が強いので、いったん車に戻ります。
旦那と相談して、お昼ご飯を食べに、
国道まで車で出ることにしました。
昼からのルートは、次の(2)の記事でどうぞ。