自分旅行社 気まま添乗員のひとりごと。

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気まま添乗員のひとりごと:子供に英語をならってほしいとき考えること

「子供の英語教育、いつから、どこで始めたらいい?」

「お試しに連れて行った塾で、年間数百万円も費用が掛かるって」

幼児・小学生の子供さんがいるお母さんたちの相談内容です。

中学生で英語の成績が悪いとなると、

もっと深刻。

 

コロナ禍で、外出を控えて部屋掃除をしていると、

気まま添乗員の英語教室日報(日記)が出てきました。

1.「いつ」ではなく「どのように」英語に接するのかが大事。

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子供の人生の主人公は、子供本人です。

そういえば私も母親です(忘れてた)

子供の個性とタイミングを見極めるのは、

正直、ものすごく難しいですよね。

 

お子さんの普段の姿を想像してみてください。

 

お子さんは、本を読むのが好きですか。

走り回って動くおもちゃをさわるのが、好きですか。

テレビアニメならじっと見入っていますか。

絵をかくのが好きですか。

 

よくある質問、

「いつから始めたらいいのか」

何十人とお話してきました。

 

この相談の根っこは、違うところにあります。そうでしょ?

 

何が一番ご心配でしょうか。

「小学校の成績表に、英語が教科として存在するから」

「親自身が、英語が苦手で成績が悪かったから」

「うちの子供は覚えることに時間がかかるから」

だから早めに英語学習が重要。そういう結論ですよね。

 

将来英語が重要だと、親がきちんと子供と話しあえるとき。

 

正式な「いつ」は、このタイミングです。

 

2歳児クラスで始めたお母さんでも、いずれは、

小学校入学直前までには、

子供さんと「英語を早めに習うと得をする」確認をしてください。

 

今後どんな勉強をするにしても、

「これは自分に良いこと」「おもしろいこと」

「ワクワクすること」

親と話しあうことで自分自身で判断してくれるよう、

上手に子供さんをリードしてあげてください。

 

何人もの子供たちを見てきて、

ふと気づきます。

レッスン後に「ごほうび」を用意する親御さんがいますが、

 

先に親子の話しあいができているところは、

お子たちの中で価値観が育っているので、

無理に「ごほうび」内容で

つり上げる必要がありません。

 

「あ、ごほうびもらえた。ラッキー」

くらいのことです。

 

 

家庭学習、反復学習には親が関わるべき時期がある。

小学3年、4年くらいまでは、週に1回、

少なくともレッスン前に1回は、

ご家庭で一緒に音読したり歌ってみたり、

アルファベットや単語のカード並べなど、

ゲーム感覚のスピード競争におつきあいください。

 

親が苦手でもいいのです。

子供は、そういう親の姿でさえも、

自分で物事を考える材料にします。

頼もしいのです。

そして、

 

「かっこええなあ。親より出来てるやん」

メチャメチャほめてあげてください。

 

気まま添乗員の教室に良くかかる電話相談で、

「先生のところは叱らない教育をしていらっしゃいますか?」

というご質問をいただきます。

 

叱りますよ。動物園じゃないので。

預からせていただくのは、

世界に羽ばたく大事な人財、「人」です。

しかるべき時にはその場で叱り、

できたところは、ほめて伸ばしたいです。

 

前向きな自己肯定感を、周囲の大人で育ててあげたいです。

英語で自信がついたら、

 

他の教科にも、

将来の夢や目標のために前向きに取り組める人になれるって、

親も楽しみになりますよね。

 

2.1時間のレッスン料より、30分の集中力が大事。

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「年間80万円」という英語塾もあります。

これは、実際に私の教室に相談に来られた親御さんのお話。

「幼稚園の帰りと小学校の帰りに、

週3日、週4日で通うことで、

英語が理解できるようになり、

話せるようになります」と。

有名な英語塾の、

カウンセラー兼営業マンからいわれたそうです。

 

教材費に数十万、レッスン料に数十万。

合わせて年間80万円。

 

で、数年通わせてみたら、

 

単語カードや短い会話は「発音」できるのに、

中学へ進んで筆記テストが始まり

文法や単語を「書く」ことが大嫌いになった

なんてことがあったそうです。

 

どこかの国の人たちみたいに、

話すことは出来ても文字が読めない、

書くことができないって。

日本の受験や資格のテストから、

遠のいているのは困ります。心配です。

 

大人の私たちでも英語学習に集中できるのは、

例えば私、気まま添乗員で最大2時間が限界です。

 

小さい年齢ほど、子供たちの集中力って、

短い子で20分、頑張る子なら50分、

それを超えると、勉強という作業には飽きてしまうようです。

 

講師としては、

レッスン時間めいっぱい、

学習の手伝いをしたいですが。

一般に子供の発達の都合上、

みんながみんなマニュアル通りには、集中できません。

「今日はここまで教える」範囲に進めたら、

それ以上の詰め込みはしたくないですし、

生徒のメンタルの負担にもなります。

 

早めにレッスン内容がクリアできた日は、

5分~10分なら早く帰宅してもらうこともあります。

 

親御さんの中には

「早く帰らせるとは何ごと。

余った時間にも親は料金支払っているのよ」

と苦情を出す人がいますが、

 

復習タイムを設けて残る生徒さんと、

早く帰ってアニメが見たい生徒さんとでは、

 

本人の「次にやりたいことの価値観」が違うのです。

早く帰って生活にメリハリをつけていた生徒が、

その後、海外の大学に留学していったりします。

 

「時間にお金を払う」のが方針の親御さんには申し訳ないですが、

子たちの集中力に投資する」ことをオススメしたいです。

その上で、親の目で見て適正な金額なら、お支払いください。

と、私は話してきました、17年間。

 

家庭でもできる手作り英語生活。

お部屋でアルファベットのマットを「発音」しながら並べたり、

色鉛筆にカラーの単語を付箋で巻いて、

その単語を読むくらいなら、

親御さんもいかがですか?

 

子たちと一緒に楽しんでみませんか。

 

ハナミズキを「ドッグウッド」、

細い通路を「キャットウォーク」、なんて、

 

中学生くらいになったら、

語呂合わせの面白さに興味を持ってもらえるかも。

 

そこにはいつも、

家庭の団らんや友達との会話があります。

「英語」も「日本語」も、言葉ですから、

 わかるところから身についてくれたらいいなあ。

 

その上で、細かい発音や文法は、

専門の先生に直してもらいましょう。

 

気まま添乗員のひとりごとですよ。

 

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