自分旅行社 気まま添乗員のひとりごと。

元気になりたい自分探しの旅。

旅行で英語が必要?

「初めてハワイに行くんだけれど、

正直、英語は習う方がいいんですか?」

インドネシアのリゾートに行くので、

英語話せるようになりたいけど文法が苦手で」

「パッケージツアーなら日本語で十分ですよね」

自宅で英語教室をしていた気まま添乗員のもとに、

よくある質問の一つです。

 

英検準1級、TOEIC794、とはいえ、

子供英会話教室歴17年。

気まま添乗員が、

自分で経験してきたことをベースに、

本音を話しますね。

 

およそ70%は、必要ないと思うのです。

ひとりごとですよ。

 

 

 

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⒈ イタリア旅行で出会った愉快な人たち

 何年か前の、夫婦旅行でのことです。

 町全体が美術館のようなベネツィア

 大理石の美しいミラノの大聖堂。

 見惚れていると、女子が困るのは、

 きれいなトイレが見つからないこと。

 同行していた大阪のご年配グループが、

 「どこでもええやん、店に入って聞いたらええねん」

 すごい度胸というか、図太い知恵というか。

 冬場の旅行で体が冷えるので、

 そのご年配グループについていきました。

    

 リーダー格の方が、野太い声で、

 「れすとるーむ、OK?」

 すげ、いやすごい日本語。

 ちっとも英語らしい発音じゃないのに、

 ブランドショップの店員さん、

 トイレに案内してくれました。

   

 そのあとは別行動になり、

 ホテルでこのグループと、

 再会したのですが。

   

 私たち夫婦は、部屋の鍵をもらう順番を、

 あちらのグループに譲って、

 ホテルのアレンジフラワーをバックに、

 写真など撮っておりました。

 

   すると。

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 「さあ行くでえ、ええか、

 ほな、せーのー!」

   

 野太いリーダーの声。

 何が始まるんだろう。

 私たち夫婦、注目してしまいました。

 

 「つーうぉーせぶん!」

 ご年配グループ、一斉発声。

 

 金髪イタリアンの、

 イケメンフロントマンさん、

 かっこいい顔が、あらぬ風にゆるみました。

 まんまるの青い目で、

 グループの皆様を、

 207号室のカギと共に、

 うやうやしくお迎えされたのでした。

 

 いやあー素直に癒されました。

 その頃の私、

 まだまだ英検2級にもなってなくて、

 なんとか通じる発音をしようなんて、

 背伸びしてました。

 

 町のレストランで知り合った、

 スイス人の留学生の女の子にも、

 「十分話せているじゃない。

 だいじょうぶよ」って。

 その一言でさえ、

 私の心には、

 届いていなかったのです。

 

 この旅行に行く前から、

 イタリア語が英語と似ているとか、

 入国手続きに何か聞かれるとか、

 それはそれは不安で、

 事前に色々調べていました。

 

 おまけに同行する夫は、

 日本語も怪しいアナログ人種。

 (この夫のエピソードはまた後日に。)

 

 気まま添乗員のひとりごと。

 資格や発音や文法にこだわって、

 相手も人であること、

 忘れてはいけないのですよね。

   

  身構える必要は、ないのですね。 

 

2.京都の観光地でよく見る場面

 

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京都市中京区、下京区にまたがる四条近辺

  観光地のおみやげ屋さんで、

 大学生のアルバイトなら、

 英語上手な人がいますね。

 英語で売り込んで、

 海外の方の購買意欲、つかめますか。

 すばらしい。国際化ですね。

   

 京都ぐらい古い町だと、

 (四条、寺町、新京極といった場所)

 昔から店を営むところでは、

 着物を着こなした品の良いお年寄りが、

 店先に立っていらっしゃいます。

 そんな風景も最近は、

 珍しくなりましたが。

 

 友禅のポーチや清水焼の湯呑みなど、

 その店の独自デザイン包装紙で、

 ジャストサイズに包み込む技、

 お見事でございます。

 

 外国の方々、

 「ありがと」と、

 日本語でていねいに言いつつ、

 頭まで下げちゃうのです。

 素晴らしい礼儀作法です。

 よくご存じで。

 着物の日本人には、

 英語はあまり使わないのかな。

 

 市バスのターミナルで聞かれる質問。

 「京都の古い街並みをながめながら、

  目的地へ行くには、

  何番のバスにのればいい?」

   

 赤い206番、東大路まわりで。

 東山界隈の京町家や、

 京都特有の古い路地裏に続く道、

  

 きっとお気に召します。

 

 ああ、そうか、この人たちは、

 日本の風景や町の雰囲気を

 楽しみたいんだな。

   

 地元の市民は英語が出来なくても、

 日本語とボディランゲージで、

 一生懸命教えます。

   

 英語には英語の良いところがあって、

 使い勝手がいいときもあるだろうけれど、

 旅先での使用に関していうと、

   

 最低限の中学の単語80語くらいで、

 いいかもしれません。

   

 英語を子供たちに教えてきた人間が、

 こんなこと言うの、いけませんね。

 英語のカテゴリーには入ってませんので、

 おゆるしを。

   

 

 

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